ハーレーの歴代エンジン

ハーレーダビッドソンは、1903年にアメリカで誕生してから100年以上の長きに渡って世界中のファンを魅了してきました。歴代エンジンを見ると、時代の荒波に揉まれつつ生き残ってきた理由がわかります。ハーレーの第1号は、日用品を使って作り上げたものでした。会社が設立されたのは1907年で、1909年には代名詞と呼ばれるVツインエンジンが誕生します。

1936年にナックルヘッドが誕生し、1948年になると進化した新しいエンジンのパンヘッドが誕生します。1966年に開発されたショベルヘッドは、シリンダーヘッドの形状がショベルに似ていることから名付けられました。バイク人気を高めたのが、1969年代に一世を風靡したロードムービーです。ハーレーに乗った男性が自由にアメリカを横断していくシーンは、世界中の若者の心をつかんだのです。日本でも、チョッパーカスタムが話題となりました。1990年以降は、ハーレーが飛躍した時代です。

バイクの開発はもちろん、顧客に対するサービスにも力を入れるようになります。そのため、世界中で人気が高まり、モーターサイクルの王者として不動の地位を築いていきます。1985年には、ショベルヘッドよりも耐久性が優れているエボリューションが誕生し、大きな話題となります。軽量化にも成功しており、画期的なスタイルに注目が集まります。1998年には、さらにステップアップしたツインカム88が開発されます。

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