アメリカのハーレーとマフラー

世界中のライダーが憧れるバイクメーカーがハーレーダビッドソンです。日本にもファンが多く、ファン同士の交流もよく行われています。アメリカ中西部にあるミルウォーキーで誕生したハーレーダビッドソンの第1作目は、4人の若者が空き缶などを上手に利用して作り上げたものです。1909年になると、5DというVツインエンジンが完成し、量産販売が始まります。この時代のアメリカではチェーンドライブ駆動が主流でしたが、ベルトドライブ駆動が導入されます。1911年には、排気量が1000ccという7Eを開発しています。

バイクのラインナップが増えるにしたがって顧客も増え、レースでもよく見かけるようになります。1985年に登場した新型エンジンエボリューションは、斬新なスタイルで一世を風靡しています。エボリューションが成功した後も、次々と新しいエンジンが開発されます。ハーレーの醍醐味といえばカスタムです。サウンドと見た目を変化させることができるマフラーは、初心者にも人気があります。マフラーには2つの役割があります。ひとつは、排気量の軽減で、もうひとつはチューニングです。

音を消すことに注力するとエンジンのパワーが低くなるので、悩む設計者は多いです。ハーレー用のカスタムマフラーは、種類が豊富です。分類は形状によって行われることが多く、初心者は代表的なタイプだけでも抑えておいた方が安心です。分からないことがあれば、ショップで相談すると親切に教えてくれます。

ハーレー国産マフラー

ハーレーのメリットと言えば体にズンとくる重低音ですが、現代の日本では騒音規制や排ガス規制が厳しくなっているので、アメリカ仕様のマフラーをつけると規制に引っかかる可能性があります。もっと音量を抑えて楽しみたいというライダーのニーズに応えて、国産品にはハーレー用の消音バッフルを開発することでこの問題をクリアした製品があります。こだわりのポイントは音、性能、品質の3つです。むやみに大きな音を立てるのではなく、長距離走行の時にも音による疲れがなく、日本の住宅事情や道路事情にあった音量で、日本人好みの低音が楽しめるようになっています。

ハーレーらしいサウンド、鼓動感が味わえるようにマフラーの材質は重厚なスチール製が採用されています。全長も最適な音を奏でられるようにちょうど良い長さに調整されています。インナーバッフルを交換することで、音量を変えてTPOに合わせたサウンドを楽しめるようになっています。

性能はノーマルなEMCでも十分なパフォーマンスを発揮しますが、インジェクションチューニングを施すことでさらに乗り味を向上させることができます。品質はどの製品もムラなく高品質に仕上げられている、メイドインジャパンです。ハーレーのスタイルを崩さないように純正のクロームと遜色ない色合いと品質に仕上げられています。経年劣化が少ないスチール素材を使っているので、変色しづらく長くクオリティを維持することができます。